パン作りって普通は3~4時間はかかります。
でもこのレシピなら準備も含めて60分で完成!
(実際の作業時間は20~30分ほどです)

どうせイースト増やしただけの不味いパンでしょ?
前にそれで失敗したよ~😣
そんな経験がある方にこそ試してほしいのが、この爆速パンです。
短時間でもしっかり美味しく、失敗しにくい作り方にしています。
まずは一度、焼き立てを体験してみてください。
使用する材料
| 生地の配合 | |
| はちみつ | 10g |
| マヨネーズ | 10g |
| プレーンヨーグルト | 52g |
| 牛乳 | 40g |
| ドライイースト | 2.5g |
| 卵 | 20g |
| 強力粉 | 150g |
| 食塩 | 2.5g |
| ベーキングパウダー | 4.5g |
~分量外~
強力粉…適量(手粉用)
卵…余った分(ツヤ出し用)
油…少々(サラダ油など)
おすすめの強力粉は?
使用できる強力粉…ごく一般的にスーパーで売られている北米産小麦主体の強力粉を推奨します(カメリヤ、カメリヤスペシャル、スーパーカメリヤ、イーグル、クオリテ、業務スーパーの強力粉など)。
☆国産小麦の強力粉の場合、「〇〇ブレンド」という名称の商品であれば比較的同じように作ることが可能です。そうでない商品の場合、品種によってはうまく作れない場合がありますのでご注意ください。
おすすめのイーストは?
本レシピで推奨するのはスーパーでよく見かける「スーパーカメリヤ ドライイースト(日清)」です。
そのほかのインスタントドライイーストでも作れなくはないですが、発酵の初動が遅くなる可能性があるためレシピ記載の発酵時間よりも長く寝かせる必要が出てくる場合があります。
0.5g単位で計量しないとダメ?
失敗を防ぐためにも出来れば0.1g単位で計れるデジタルスケールを使って正確に計量することをおすすめします。どうしても1g単位のスケールしか用意できない場合は、例えば2.5gの計量なら2gと3gのちょうど中間を勘で狙って計ってください。
作り方
材料の準備
手順1

耐熱ボウルに「はちみつ、マヨネーズ、ヨーグルト、牛乳」を入れ、電子レンジで加熱して38~40℃程度に温める(目安は500W20秒)。
※温めている間にドライイーストを計量します。
手順2

ドライイーストを均一に振り入れて、しばらく待つことで顆粒をふやかす。
(待っている間に次の手順に進む)
手順3

別のボウルに卵を一個割り入れ、泡立て器でよく混ぜて溶き卵にする。
生地の配合用に15g計量し、手順2の耐熱ボウル(イーストをふやかしたボウル)に加えてよく混ぜる。
※残りの卵液は焼成前の仕上げ用にとっておく。
生地作り
手順4

手順3のボウルに強力粉を加える。
その上に食塩、ベーキングパウダーを加える。
手順5

ゴムベラで粉気がなくなるまで混ぜ合わせる。
手順6

粉気がなくなり少しベタつきが出始めた頃がタイミング。
ゴムベラで生地をひとまとめにして、電子レンジ500Wで20秒加熱する。

生地はベタベタでオッケー!
ここでは粉を加えないでください。
手順7

生地をゴムベラに差し込み、100回転だけ練りまわす。
その後、ゴムベラで生地をひとかたまりにして再度500Wで20秒加熱する。

ここでもまだ粉は加えないでください。
手順8

再度ゴムベラで100回転だけ練りまぜる。
ゴムベラで生地をひとかたまりにまとめる。

ベタつきは残るけど、それで正解です。
分割~成形
手順9

生地に分量外の手粉(強力粉)をたっぷり振りかける。
ゴムベラをボウルと生地の間に差し込んで生地をはがし、手粉を振った作業台に出す。
手順10
ベタつかないように手粉を適宜ふりかけ、生地を5等分にする。
手順11

生地を丸める。

以後、ベタつき防止で手粉を随時使ってください!
手順12

薄く油を塗った耐熱皿に生地を並べ、電子レンジ500Wで20秒加熱する。
※夏場など室温が高い場合、作業中に生地温度があまり下がらないため発酵モードは40℃以下で調整しましょう。また、レンジ加熱も短くしたほうが良い場合もあります。目安は加熱後に生地の底面を触って人肌程度の温かさを感じられる状態がベストです。お風呂程度の熱さになると加熱しすぎです。
手順13

手のひらで生地をかるく押さえて平らにして、丸めなおす。
耐熱皿に戻して再度500Wで20秒加熱し、温まった生地を天板に並べる。
発酵~焼成
手順14
オーブンの発酵機能40℃で15分寝かせたら、天板を取り出して210℃の予熱を開始する。
生地にラップや濡れ布巾などかぶせて乾燥を防ぎ、予熱中のオーブンの上に置いて10分間寝かせる。
手順15

生地に切り込みを3本入れる(深さは5~7mm程度)。
手順19

計量時に余った溶き卵を生地表面に薄く塗り、切り込みに油を少量垂らす。
手順20

210℃で予熱完了したオーブンに入れ、10~12分の焼成。
よくある質問
普通の時短レシピと何が違うの?
こちらをTap or Click!
イーストの使用量が控えめ
一般的な時短パンレシピの多くは、早く膨らませるために通常の2~3倍ものイーストを使用します。
そのため非常にイースト臭のキツいパンが出来上がってしまいます。
「爆速レシピ」は様々な製パン科学を応用することで、イースト量だけに頼らない「美味しさも諦めない時短」を実現することに成功しました。
はちみつで発酵の初動をブースト
酵母菌が炭酸ガスを発生させるために欠かせない糖分。
この糖分ですが、その種類によってもガス発生のスピードが変わってくるのをご存じですか?
一般的に使われる上白糖やグラニュー糖は「二糖類」というタイプの糖分で、ブドウ糖と果糖が連結しています。
酵母菌が炭酸ガスを生み出すには、その連結をまず断ち切らなければならず、その分だけ少し時間を要します。
一方、はちみつはブドウ糖と果糖から成り立ちますが、これらが連結しておらず単独で存在しているので、酵母菌はその連結を断ち切る必要なく直接ガス発生に使うことができます。
つまり、普通の砂糖を使うより、はちみつを使ったほうが発酵の初動が早いということ。
ただし多量に配合すると逆に砂糖よりも酵母菌活性を抑制してしまうので、「爆速レシピ」では酵母菌の活性を妨げない絶妙な配合量を計算して分量を決めています。

砂糖の多い生地ですべてをハチミツに置き換えてしまうと
かなり発酵力が阻害されてしまうよ
旨味・風味・膨らみを向上するヨーグルト
「爆速レシピ」では膨らみ補助のためにベーキングパウダー(以下BP)を配合していますが、これは生地のpHを少し高めるアルカリ性食品です。
酵母菌は弱酸性の環境で最も活発に働くため、アルカリ性のままだと時短からは遠ざかってしまいます。
そこで、酸性食品であるヨーグルトでpHを下げて酵母菌活性の低下を防いでいます。
また、酸性食品はBPの発泡を促進する効果もあります。
さらに、ヨーグルトには乳酸菌発酵由来の旨味や風味がたっぷり詰まっています。
たっぷり使いたいところですが、入れすぎると酸性に傾きすぎてしまうため限度があります。
その点BP使用の爆速レシピでは通常の生地より多めに配合することが可能となり、結果的に旨味と風味の恩恵を存分に受け取ることが出来ます。
レンチンで生地温度をコントロール
爆速レシピでは、生地の温度を電子レンジ加熱でコントロールします。
パン屋さんでは生地温度のコントロールは仕込みに使う水の温度を調整することで行いますが、このレシピで使う水分はすべてご家庭の冷蔵庫にあるものなので、指定されたワット数と秒数でチンするだけで誰でも同じくらいの温度の調整することができます。
さらに、生地そのものをチンすることで酵母菌が最も炭酸ガスを多く生成できる温度帯を獲得することができ、時短に繋がります。
それだけでなく、練りの最中にレンチン工程を挟むことで生地の骨格生成が促進され、短時間の発酵でも膨らむ生地に仕上げることが出来ます。
強力粉以外でも作れますか?
薄力粉で作れる?
薄力粉は生地の骨格となるたんぱく質の含有量が強力粉に比べて非常に少なく、性質がかなり異なります。
薄力粉だけで作るパンも世の中にはありますが、本レシピにおいては薄力粉での代用はできません。
米粉でも作れる?
米粉にはパン生地の骨格を形成するたんぱく質が全く含まれていないため、強力粉の代用としては使用できません。
また、粉末小麦たんぱくがブレンドされている米粉ミックスであっても、強力粉とは生地の性質が大きく異なるため、本レシピでの使用には向きません。
はちみつの代わりに砂糖を使ってもいいですか?
「爆速レシピ」でははちみつが発酵の初動を早める鍵を握っています。
作れないことはありませんが、砂糖で代用すると炭酸ガス発生の初動が少し遅れるため、レシピ指定の発酵時間を少し延長する必要が出てくることが予想されます。
また、はちみつに含まれる水分も砂糖には含まれていないため、砂糖で代用するときは水分量を調整しないと生地が少し硬くなってしまいます。
そのあたりの微妙な調整に自信がない方は、レシピ通りはちみつを使用することをおすすめします。
はちみつの代わりにメープルシロップでも作れますか?
メープルシロップに含まれる糖分ははちみつと異なり、ブドウ糖と果糖が連結している「ショ糖」(二糖類)から成り立ちます。
糖の種類としては上白糖やグラニュー糖と同じということで、「爆速レシピ」においては発酵の初動をブーストさせる効果の代用には使用できません。
また、含有水分量も異なり、配合や発酵の微調整が必要になるので、レシピ通りはちみつを使用することをおすすめします。
レンチンは一回にまとめちゃダメですか?
爆速レシピではレンチン工程がほかの各工程に数か所挟まれています。
理由は二つあります。
一つ目の理由は、過加熱を防ぐため。
パン生地のレンチンはたった数秒やりすぎただけで生地に火が通ってしまうことがあります。
そうまでいかずとも、酵母菌の活性が悪化するほどの高温になってしまうリスクもあります。
爆速レシピではそうならないギリギリのラインを攻めて構築しているため、
「3回ある20秒のレンチンを、60秒1回にまとめちゃえ!」
なんてやってしまうと確実に失敗します。
二つ目の理由は、作業中に生地の温度が下がるからです。
作業の度にレンチンすることで、酵母菌によるガス発生量が極めて多くなる35~38℃の生地温度をキープしていく、そんなイメージです。
逆に言えば、仮に室温35℃環境で作る場合は生地温度が下がることはないので、生地レンチンはほとんど必要なくなるでしょう。
(そんな場所で作業したら確実に熱中症になるので絶対にやめてくださいね)
作り方の流れをザックリまとめました
製造工程の流れだけをざっくりまとめたコーナーです。
パン作り中級以上の方はこのコーナーから予測して作っても良いですが、初心者の方や作り方をしっかり確認したい方はこちらのコーナーをご覧ください。
- 材料の混ぜ合わせ
- 500W20秒→ヘラ練り100回転→500W20秒→ヘラ練り100回転
- 分割丸め→500W20秒
- 成形→500W20秒
- 最終発酵 40℃25分
- 焼成 210℃10分~


