読者・視聴者様の声
パンの手ごね用にシリコンマットを買ったけど…
ベタっと生地とくっついて全然使えない…
木製のこね台に傷がついて買い換えたい…
丈夫で衛生的なものは無いの?
パンを手ごねで作るには、本当に役に立つこね台を使うことが何よりも重要です。
正しい捏ね方を習得するためにも必須ですし、正しい捏ね方が出来る人でも不便なこね台・マットでは上手く捏ねられません。
この記事では、僕が今まで多数使ってきたこね台の中から最も使いやすいと感じたこね台をご紹介します!
こね台とシリコンマット、買うならどっち?
こね台の購入を検討するにあたって最初に迷うこと。
- 木製・大理石など、しっかりしたこね台を買うべき?
- 手軽なシリコンマットを買うべき?
結論、断然しっかりしたこね台を買うべきです!
今後、少しでも上達してより美味しいパンを作れるようになりたいと思っているなら、絶対に前者をオススメします。
以下にシリコンマットのメリットとデメリットを解説します。
シリコンマット(パンこねマット)のメリット・デメリット
シリコンマットのメリット
- 安い
- 小さく収納できる
- 毎回洗いやすい
先に言っておくと、こね台の正しい使い方を知っていればこれらのメリットはメリットと言えないくらい小さなことです。
シリコンマットのデメリット
- 生地がくっついて安定しない(こねの初期)
- 丸め作業では滑りが悪く使い心地が悪い
普通のパン生地をシリコンマット上で手ごねで作るのは至難の業です。
元から水分量の少ない生地(ベーグルなど)であれば対応できますが、ほとんどのパン生地は捏ね始め初期はベタつきます。(ベタつかないなら良い配合とは言えません)
シリコンマットで通常のパン生地を捏ねると、生地がマットに強く粘着し、マットがテーブルから離れます。
どうしてもシリコンマットで手ごねをしたいのであれば、ガムテープでガッチリと固定しないとまともに捏ねられないでしょう。
それでも良いというのであれば構いませんが、生地の丸めなどで使い心地の悪さもあるため、パン作りに慣れれば慣れるほど使いにくく感じるでしょう。
作りにくさはストレスですので、より長い目で見てパン作りを楽しんでいただくために、僕はしっかりしたこね台を購入することをオススメします。
シリコンマットの使い道
確かに使いづらくて買い換えようと思ってた!
でも捨てるのも勿体ない…
そんな方のために効果的な使い道を考えました。
例えば同時に2色のパン生地を扱っている時、プレーン生地の方に色付き生地が混ざって欲しくないですよね?
チョコチップやドライフルーツなどが入った生地も同様です。
そんな時は臨時の作業台としてシリコンマットを活用すると良いでしょう。
これで作業台を毎回クリンナップする必要は無くなります。
木製のこね台と大理石のこね台、どっちが良い?
木製と大理石製があるようだけど、どっちが良いの?
どちらも使った経験があるので、それぞれのメリット・デメリットを解説します。
木製こね台のメリット・デメリット
メリット
- 肌ざわり・使い心地が良い
- 気温が低くても生地を冷やしにくい
- 目盛りがあれば大きさ調整に便利
デメリット
- 滑り止め対策が必要
- 表面に傷がつきやすい
- 目盛りの印字が剥げて異物混入となる
滑り止めがついていない商品がほとんどなので、こね台として利用するには固定するための滑り止め対策が必要です。
また、生地がくっつきにくいコーティングがなされていることが多いのですが、表面に傷がつくことでかなりくっつきやすくなります。
目盛りの印字も剥げてしまい生地に黒い粒が混入するようにもなるため、衛生寿命には疑問が残ります。
カード・スケッパーを使用する分割作業は印字のある木製ペストリーボードでは行わない方がいいかもしれません。
大理石製こね台のメリット・デメリット
メリット
- 程よい重量感で安定性バツグン
- 傷がつきにくく衛生的
- 生地がくっつきにくい
デメリット
- 低気温時は生地を冷やしやすい
- 空滑りしやすい
こね台は重量感があるものほど安定します。大理石はその点でポイントが高いです。
また、長年使っていても傷がほとんどつかない上、コーティングなどもないため非常に衛生的であり生地のくっつきにくさも永久的です。
ただし室温が低いと生地があっという間に冷やされるため、室温調整はしっかり行いたいところです。
また、非常にくっつきにくいため、丸め作業で生地が空滑りすることがあります。
ステンレスの作業台に慣れていた僕にとっては「もう少しくっつきやすくていいんだけどな…」と感じてしまうポイントであったのでデメリットに加えました。
手粉の量が最小限に抑えられると考えれば大きなメリットですね!
プロ厳選のこね台1選!これだけがオススメです!
様々なこね台のメリット・デメリットを踏まえた上で、僕が最も使いやすいと感じたものをご紹介します。
それがこちら、「まーぶるめん台」です。
表面はよく磨かれており生地がベタつかない
まーぶるめん台の表面はマットな質感で、でもしっかりと磨かれていました。当然無駄なコーティングもされていません。
分割丸めや成型時に生地はべたつかず、手粉を使うと空滑りするぐらいです。
普通の人からすればこれくらいが一番作りやすいと思います。
手粉の量も最小限に抑えられます。
まーぶるめん台で捏ねた生地はコチラ
こちらが実際にまーぶるめん台でパン生地を捏ねている様子です。
パン屋レベルの生地を作るための「ズリっと捏ね」をパワフルに行っても、十分に安定しており使いやすいです。
結果、こんなにツヤッツヤで滑らかな生地が完成しました。
グルテン膜のチェックでも、指紋がハッキリ透けて見えるとても良い生地です。
ここまで良い生地が作れるのも、自分が手ごねのコツを正しく押さえているだけでなく、まーぶるめん台がこね台として非常に優れているおかげでもあります。
シンクで洗う必要は無し!掃除もラクラク!
重くて洗うのが大変…
毎回シンクでゴシゴシ洗ってるの!?
それ、必要ありません!
シンクでゴシゴシ洗うのは購入直後だけで十分です。
毎回の使用後のお手入れは以下の簡単な方法を実践してみてください!
まーぶるめん台のお手入れ方法
- ドレッジ(カード)でこびりついた生地や粉をかきとる。
- 霧吹きで台全体を濡らし、細かいこびりつきをふやかす。
- 再度ドレッジでこびりつきをかき集め、ボウルやトレイなどを受け皿にして汚れ・水を捨てる。
- 濡れ布巾で全体をよく拭き上げる。
- 食品用アルコールスプレーを吹きかけ消毒する。
実際、ステンレス作業台の上で直接生地を扱うお店ではこの方法で毎日お掃除しています。
どうしても気になる方だけ月1回なり週1回なり定期的に洗剤で洗えば良いと思います。
「こねると台がズレる」は本当か?
まーぶるめん台には元から裏面に小さな滑り止めパッドが付着しています。
小ささ故に頼りなさそうでしたが、安定性は十分でした。
ですが中には「こね台がズレて使いづらい」というレビューも見られます。
その原因を考察してみました。
テーブルまたは滑り止めが濡れていた?
使い始める前に洗浄した後、滑り止めパッドをよく拭かずに使った時は確かに「ヌルッ」と動く感じはありました。
その後、パッドとテーブルの水分をしっかり拭き取って使ったら抜群の安定感が得られました。
車のタイヤと同じで、濡れているとヌルッと滑ってしまうのかもしれません。
洗浄後はよく拭いて、テーブルも濡れてないことを確認した方がいいでしょう。
テーブルの形状・材質が合わなかった?
僕が土台に使ったテーブルは水平ですが決してツルツルではなく、木材特有のザラザラ(細かい筋)が無数に入っているものです。
それでもまーぶるめん台は全く滑らず、むしろテーブルそのものが軽いせいでテーブルごとズレてしまうくらいでした。
土台にする場所の安定性を考えた方が良いね
水平な場所に設置していればよほどズレることはないと思いますが、あまりにも凸凹な形状の場所に置いたり、滑り止めと合わない材質のところに置くと良くないのかもしれません。
また、滑り止めも使い続ければ劣化するでしょうし、汚れが付くと効果が半減するかと思います。
その場合は百均の耐震パッドを使えば解決するでしょう。
不良品は遠慮せず返品・交換してもらおう!
ほかにも見られた低評価は、初期不良のレビューです。
- 滑り止めが最初から外れていた
- 端が欠けていた
etc…
確かに最近は配送業者の荷物の扱い方が雑なケースも見受けられるため、そういったことが原因で商品に不具合が出てしまう可能性も十分に考えられます。
実際、まーぶるめん台はワレモノシールは貼っていませんでしたし、緩衝材も入っていませんでした。あまり雑に扱われてしまうと破損するのもおかしくないでしょう。
Amazonでは1か月以内であれば返品・交換が可能とのことですので、なにかおかしなことがあったら遠慮なく問い合わせしましょう!
僕は以前5万円の機械を返品したことがありますが、Amazonアプリで返品処理をしてから、ダンボールに入れなおして近くのヤマト運輸の事務所に持っていくだけで返品できました。
あるいはご自宅への集荷にすることもできます。なのでそこまで面倒ではありませんでした。
まとめ
優秀な作業台があるかないかだけで、普段のパン作りの楽しさは大きく変わることを実感しました。
余計なストレスを少しでも取り除いて、楽しいパン作りをより楽しめるようになるといいですね♪
数々のこね台・こねマットを試しては失敗してきた僕がオススメするまーぶるめん台を、ぜひ使ってみてください!